
「ソーラーサーキット」は、「外断熱」と「二重通気」を組み合わせた、独自に開発された技術です。「外断熱」とは、家全体を断熱材で包むことで躯体の断熱性能を高める、冬季に適した技術です。一方、「二重通気」は、躯体の中に設けた二重の通気層を使って気流をつくることで室内の熱や湿気を調節する、夏季に適した技術。つまり、二つを組み合わせることで、夏も冬も季節を問わずいつでも快適な住みごこちが実現できる、と考えました。

二つの技術を融合させた時、大切な役割をはたすのが、床下と小屋裏にそれぞれ設けた開閉ダンパーです。このダンパーを開けたり閉めたりすることで、室温や湿度を調節します。たとえば夏なら、さわやかな空気が流れ込むようにダンパーを開く。冬なら、あたたかい熱が家の中から逃げないようにダンパーを閉める、といった具合です。太陽光や風など、自然のエネルギーを利用した技術なので、肌にも心にも気持ちよく、また省エネの効果も期待できます。

■ 「ソーラーサーキットの家」と「断熱機能が低い従来の家」の温度変化比較例

※このグラフは、温度変化の特徴を比較した実測例であり、保証値ではありません。
【計測条件】
「ソーラーサーキットの家」
建設地:福岡県福岡市 平成14年竣工 2階建 延床面積121?
1、2階をつなぐ吹き抜け上部から1台のエアコンで夕方から就寝時に冷房。
「断熱性能が低い従来の家」
建設地:兵庫県西宮市 昭和54年竣工
(天井・壁・床断熱)2階建 延床面積93?
1、2階のそれぞれのエアコンで午後から就寝時まで冷房。

※このグラフは、温度変化の特徴を比較した実測例であり、保証値ではありません。
【計測条件】
「ソーラーサーキットの家」
建設地:福岡県福岡市 平成14年竣工 2階建 延床面積121?
1リビングのエアコン1台で夜間一時的に暖房運転。それ以外は暖房なし。
「断熱性能が低い従来の家」
建設地:兵庫県西宮市 昭和54年竣工
(天井・壁・床断熱)2階建 延床面積93?
1、2階のそれぞれのエアコンで午後から就寝時まで暖房を間欠運転。

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